私、書道教室に通う(その2)

最近の習字はというと、進級が滞っている。理由は単純で、楷書から行書に書体が変わって難易度が上がったからだ。楷書は学校で書いたことがあるし、よく見かける書体なのでそこまで苦戦しなかった。しかしながら行書に関しては書いたことがないし、そこまで馴染みがない書体だ。要は私の中に経験値が溜まっていない、学習が足りていない分野なのだと思う。今までが割とトントン拍子だっただけに、停滞は悔しい。

しかし諦めることなかれ。裏を返せば「練習すればコツを掴んで書けるようになる」ということだ。ならば練習するほかないでしょう! 

そういう経緯で、最近の私は習字教室で静かに燃えている。毎週教室で練習するのは基本として、とりわけ気を付けているのはお手本をよく観察すること。そしてどう書いているのかわからない箇所は都度先生に尋ね、筆の動かし方を覚えようとしている。動かし方を認識したからといって、その通りに筆を動かせるかというのはまた別問題ではあるものの、もっと書く速さをあげる必要がありそうだとわかってきた。これだけでもなかなかの収穫で、このことを意識して書いた今回の提出課題は、今までに比べたらよく書けたかもしれないと思っている。これで来月進級できれば自信がつくのだけれど、もう提出してしまったのであとは祈るしかない。どうかよろしくお願いします。

教室での練習以外だと、自宅でボールペンを使って書き方を確認してみることが増えた。やはり何回か書くようにすると記憶が定着するみたいだ。本当は筆や筆ペンで練習した方がいいかもしれないけれど、私の性格を鑑みると、大掛かりになったら面倒になってやらなくなる気がするので、しばらくはボールペンで練習を続けるつもりでいる。

それと、これは少し前になるけれど、美術館のギャラリーで書道作品の展示があったので、展示作品を見学した。私より何段も上の達人たちの作品に終始圧倒されていたけれど、きっと習字をしていなかったら全然違う、もっと軽やかな感想を抱いただろうし、そもそも見学しようと思ったかどうかも怪しい。そう考えると、私もなかなか真面目に習字に取り組んでいると言えよう。

これを書きながら、習字を習い始めた頃にもブログを書いていたことを思い出した。当時の文章を読み返してみる。今も同じ気持ちで頑張っている自分がちょっと誇らしい。

私、書道教室に通う - はとまめ日記 (hatenablog.com)

 

今週のお題「練習していること」