金沢のお土産、及び自分用にスーパーで買って美味しかったものを紹介したい。
1.宝達*1
もちもちの生地と絶妙な甘さのあんこのハーモニーに金箔がトッピングされている。あまりの美味しさに、食べ始めるとすぐになくなってしまう。お土産で配ったらすこぶる評判がよかった。ドラえもんの来訪に備えるなら、このどら焼きを買い置きしておけば大丈夫だと思う。
2.飴ん子*2
外箱の愛らしさにノックアウトされる。飴も素朴で優しい味わいで、ひと箱余分に自分用として買えばよかったと思う。グラム表記だけれど大体ひと箱20個は入っているとお店の方から伺ったので、広くお土産を配りたいときに重宝しそうだ。*3
3.五郎島金時*4
「加賀の野菜は美味しい! 」とスーパーの売り場にポップが立っていたので、持ち帰りやすそうなサツマイモを選択。シンプルにふかして食べたら大当たり、ホクホクの食感としっかりした甘さでほんのりノスタルジーを感じる。このお芋を身近で購入できないことが残念でならない。
4.ひゃくまん穀*5
ホテルの朝ごはんビュッフェで供されていたお米がこの「ひゃくまん穀」で大変美味しく、1日目は茶碗大盛1杯に加えておにぎりも食べる、2日目はパンを4種類食べたけれどやっぱりごはんも食べたくなって茶碗1杯、というようにちゃんと胃袋を掴まれてしまった。300グラムパックをお土産に持ち帰ったのでご飯のお供が揃い次第炊く。
5.ダートコーヒー リッチロイヤルブレンド*6
1945年創業のコーヒーショップがあるなんて、金沢の町は素敵だ。そしてこちらのコーヒーは香り高くて美味しい。すっきりとして飲みやすいのも嬉しい。美味しいことを知っているから、オンラインショップに種類豊富にコーヒーが揃っているのを見るとドキドキしてしまう。
6.柴舟*7
あまりに心が浮足立ったので竹籠入りのを買った。角のないまろやかな形に薄く砂糖を纏っていて、なんという品の良さだろう。しょうがの風味がはっとするアクセントになっている。食感の良さもまた次の一枚を誘う。
7.牛乳*8*9
折角なので現地でしか賞味できないものを、と思ったときに牛乳という選択肢は非常に有力だ。なにせお土産での持ち帰りが困難で、飲食するのに食器が要らない。そのうえ、その地域固有と思しきメーカーの商品に出会える確率が高い。今回はホリ乳業さんとアイ・ミルク北陸さんの200ミリをそれぞれいただいた。前者はすっきりとした味わい、後者はコクのある味わい。どちらも美味しかった。今回は紙パックだったけれど、いつか牛乳瓶タイプに巡り合えたら瓶をコレクションしたい。
8.飲むヨーグルト*10
蓋をめくったら縁にかたまりになったヨーグルトがついており、それだけでも飲む前から期待値が高かったのにそれを越えていく美味しさだった。濃厚! 既存の分類に従うと飲むヨーグルトに当てはまるものの、その枠に収まりきらないような、そんな力強さがあった。
9.昆布パン*11
スーパーで見かけた折に、「今ここで昆布パンを見逃した場合、再び昆布パンに遭遇する機会は巡ってくるのか? 」と考えた結果、その確率の低さに思い至り購入と相成った。このパンは父母にも食してもらったのでそれぞれ感想を尋ねると、「おいしい」、「昆布の主張がすごい。食感が固い。意外なおいしさ」とのことだった。もちろん私もいただいたけれど、昆布の食感がことのほか強く、パンを食べているのにコリコリとした歯触りがして不思議な体験だった。塩気と磯のフレーバーがなんとも癖になる後引く味わいをしており、だし巻き卵と相性がよさそうだと思った。
昆布パン。よく見たら「富山の昆布パン」とある。しかしこのパンに使われている昆布は富山県産ではなく北海道産なので、「富山の昆布/パン」ではなく、「富山の/昆布パン」なのだと思う。ということは、昆布パンは富山の食べ物であって金沢の食べ物ではないのだろうか?