日記:季節が巡り巡る

雨が降っても蒸し暑くならないことを思うと、季節は着実に秋に近づいている。少なくとも、暑くてどうしようもない時期は過ぎたのだと思う。子どもの頃は夏が好きだったのに、今となっては一番の苦手だ。豪雪地帯だとまた話は別だと思うけれど、比較的西方面に住んでいる身としては、夏か冬ならまだ冬の方がいい。着こめばいいし、メイクは崩れにくくなるし、紫外線も弱くて虫も出ない。それに比べて夏ときたら、脱ぐには限度があるし、メイクは汗と皮脂のせいで綺麗に保つのが難しく、皮膚に穴でも空くかというくらい紫外線が降り注ぐ上に虫が元気に活動している。つらい。

春と秋は好きだ。どちらも比較的過ごしやすい。食べ物の美味しさで行くなら秋に軍配が上がるけれど、誕生日がある春がなんだかんだで一番好きだ。(そう言えるのも、今のところ花粉症ではないからだろう。)ここ数年、春である時期と秋である時期が体感的に短くなった気がしている。春は2月の途中から4月の途中までくらいで、秋は10月の途中から11月の途中までくらい。秋はかわいそうなほど短い。今年は現段階で空気が若干涼しげなので、いつもより秋を感じられるかもと期待している。