日記:わが夢にカマキリ出でたり

自室に大きめのカマキリが出る、という夢を見た。カマキリはご自慢のカマで壁にぶら下がっているのだけれど、壁伝いにジャンプをするようにしてこちらに近づいてくるのだ。自分の悲鳴で起床するのはもう勘弁してほしい。

昆虫愛好家の皆様には申し訳ないけれど、私はカマキリが苦手だ。カマキリに限らない、虫は苦手だ。子どもの頃は、別に彼らを嫌ってはいなかった。夏になれば虫取り網を携えセミを狙っていたし、ダンゴムシや蟻などを適当な容器にやたらめったら集めたりしていた。バッタやカミキリムシみたいに少し珍しい虫がいれば、彼らが飛び立つまで観察していた。当時は、虫に対する恐怖心のようなものがなかった。それがここ最近では、脚が6本もある時点で昆虫はNGだ。脚がないのももちろん嫌。どうしても、歩くだけ、というなら1億歩譲って目を瞑るけれど、飛べる虫はもう恐ろしい。こちらへ来ないでほしい。

そんな私の見る夢に、どうしてカマキリが登場したのか? それはおそらくこの間、私がベランダで育てている多肉植物カメムシが止まっているのを発見したからだと思う。最近は、これ以外に虫のエピソードがない。見つけたときには本当にどうしてくれようかと思った。カメムシの方がリラックスしている風なのもショックだった。紆余曲折を経て、網戸越しにドライヤーの強い温風を浴びせることでカメムシにお立ち退きいただいた。二度と来るなと思ったけれど、それがもっと大きな緑色の虫になって私の夢に出てこようとは。もう少し穏便な方法でお帰り願えばよかったのだろうか。

ちなみに夢占いというものでは、カマキリは欲深さを表しているらしい。せめて吉夢であってほしかった。