日記:3年日記 初級編

10月の終わりから3年日記をつけ始めて、1ヶ月ほど経過した。なんと毎日続いている。読み返してみると、食べ物の話題が圧倒的多数、あとは宝塚にゲームに習字にと、その日の個人的ニュースを書いている。すべて直近で起きていることなのに、ずいぶん昔のことのように思える。例えば11月9日。日記によると、この日は朝から部長に呼び出されたらしい。「緊張した~」とある。しかしもはや覚えていない。11月18日。ランニングマシンで時速7.3kmに設定したことを、私にはまだ早かったと後悔している。あれは確かにきつかった。11月25日、習字で字がきれいに書けた。確かに今月のお題は先月よりも手ごたえがある。

過去の自分は確かに私本人だけど、その一方で他人のようでもある。日記を読み返すと特にそう感じる。日記は大概出来事メインで書く上に、一旦文章としてアウトプットするから、自分に起きた出来事であっても少し引いて、記憶を思い出すよりも客観的、俯瞰的に見ることができるからではないかと思う。出来事を受けてどう思ったかを書いていることもある。このとき、やはりその通りだと思うこともあれば、いや違う、なんて思い直すこともある。これは、時間の経過が出来事に対する私の感想を変えていると思うけれど、それもまたおもしろい。ワインか何かのようだ。この変化も、過去の私に他人っぽさを感じさせる。過去の私と話ができればいいのにと思う。たぶんすごくいい友達になれる。折角の3年日記だから、未来の私に何か質問でもしておこう。嬉々として答えてくれるはずだ。