日記:プラスアルファ

ちゃんと秋が来た。朝晩涼しくなり、遠くに見える大きいイチョウの木がうっすら黄色味がかってきて、日が落ちるのがどんどん早まる。パジャマも秋冬仕様になった。

気温が下がっていくことを肉体も察知したのか、年中燃費が悪いというのに、このところいつも以上におなかが減る。仕事のある平日は本当にだめで、朝起きて空腹、11時前には空腹で集中力散漫、昼ご飯をしっかり食べるも15時半にはまたも空腹、17時ともなればしおれていて、夕食を食べたとて眠る前にはおなかがぐうと鳴っている。どうしたものかと思い、少しばかり食べる量を増やしてみることにした。ここはお菓子などではなく栄養のあるものを摂ったらよかろうと、サツマイモとカボチャをいつもの食事に余分に取り入れたところ、2週ばかしで0.5キロほど太った。増やした分、しっかり蓄えている。

サツマイモとカボチャは甘くておいしいので、野菜がそんなに好きではない私もこれらは積極的に食べる。サツマイモは、ちょうどいい大きさに切り、ボウルにいれてレンジで温めたのを食べる。ほくほくして美味しい。品種による違いがいまいちわかっていないけれど、スーパーによく置いてあるのは紅はるかとシルクスイートで、どちらも美味しい。近所のスーパーのカボチャは、遠路はるばる北海道から来ているらしい。丸ごとのカボチャは上手に扱える自信がないので、4分の1にカットされたものを買う。カボチャの旬は夏だ。しかしとれたてよりも少し時間を置いた方が甘みが強くなり美味しいという。すなわち食べごろは今、ということだろう。こちらは煮物にしていただく。ぽくぽくのカボチャにするには、水は少なめで煮て、火からおろしたあとに少しだけ置いておくのがコツだと気が付いてからというもの、煮物の出来は上々だ。

秋の味覚が美味しいのは何よりだけれど、流石に目に見えて太るわけにはいかないので、今くらいの蓄え方で留めたいなと思っている。服のサイズも合わなくなることだし。冬に向けてぷくぷくに太ったアメリカのリスの写真を待ち受けにして、当面の戒めにしよう。