日記:ロミオとジュリエットと彼らと関係のない私

最近気が付いたけれど、私は恋愛の当事者になるのがどうも違うというか、ちょっと嫌になってきている。昔はそうではなかったのに、近年どんどん「嫌」の方向に目盛りが振れている。

ミュージカルが好きなので時折観劇に出掛けるけれど、これらは基本的に恋愛模様を描いた作品が多い。ミュージカルに限らず、小説や映画、絵画に音楽、マンガ、アニメ、今も昔も様々なもので恋愛がテーマになっている。それらに接するとロマンティックで素敵だと思う。感動することだってある。しかし、じゃあ私も恋したいです、とはならない。恋愛独特の自分たちの世界に浸っている感じが気恥ずかしくて、仮に自分がそんな状態になると想像したらスンと冷めてしまう。恋愛は創作物で見ているくらいがちょうどいい距離感だなと思っている。