日記:いつもより寒い水曜日

水曜日。

職場に犬が現れた。白黒で毛長の小さい犬、ぬいぐるみのようで可愛かった。リードを持たせてもらった。犬はいつもと何かが違うことに気付いたのか、私の足元をぐるぐる回っていた。おかげさまで私の足首はきゅっとまとめられた。

明日からうんと寒くなります、雪です、お気を付けください。その予報の通りに、午後になるにつれ気温が下がっていく。職場のみんながそれぞれに手近なヒーターのスイッチを入れたものだから、部屋のブレーカーが落ちた。一度につけていいヒーターは2つまでにして、エアコンの温度設定を初夏の外気温くらいにすることにした。

この地方では、何年かに1回のペースで雪合戦に困らない程度の雪が積もる。今回の寒波がいかほどのものかわからないけれど、万一雪合戦モードだったら物流が止まって食べ物に困ってしまう。食料調達のために仕事を終えてスーパーへ行くと、食品売り場の空きが目についた。皆考えることは同じだ。停電などのトラブルに備えてパンを買う。タカキベーカリーのイギリスパン。ピーナツバターを買い忘れたので、素のまま食することになる見通し。