日記

宝くじを買った。年末ジャンボの方。バラ10枚買って、大みそかまで寝かせる。宝くじは、当選番号を確認するまでの時間が楽しい。当たったら即刻仕事を辞めてやろうとか、ジュエリーを買おうとか、宝塚に引っ越そうとか、あれこれ想像を巡らせる、この時が一番楽しい。億万長者への片道切符かもしれないのだから、扱いも丁重になる。間違っても足元に転がすような真似はできない。今は日記帳に挟んでいる。これまでの私の善き行いをくじたちにも知ってもらおうと思うという寸法だ。

宝くじは4,5回ほど買ったことがある。バラ10枚を買うのが常で、これは連番よりも結果を見るのが楽しいからだけれど、最近になって、バラ10枚でも連番のように絶対に1枚は末等が当たると知った。それまでは、バラを買っても絶対に1枚は当たるから、自分のことをちょっと運がいいと思っていた。愉快な勘違いだ。5等下二けたの当たりが今までで最高だから、宝くじってそう簡単に当たらないのだろうなと思う。1等が当たった人も、きっと当たると思って当選番号を確認してはいないだろうから、その驚きといったらないだろう。

そういえば、買い求めに行った近所の宝くじ売り場に、何らかのジャンボくじで1等とその前後賞が出ました! と看板が出ていた。どうやって自分の売り場から当選が出たとわかるのだろう? 売ったくじの番号を何かに控えてあるのだろうか。そうだとすれば随分とまめだ。以前に高額当選が出たと聞くと、その売り場に何かご利益がありそうな気がしてくる。心なしか、そこの店員さんが福の神のようにも見えてくる。きっと採用面接のときに、人相の良さも見ているに違いない。