日記:最近見聞きしたものごと

いつも通る道のわきにミニトマトプランターがある。花が咲いた、と思ったらすぐにビー玉みたいな実がゴロゴロとたくさんついた。すでに赤くなっているものもある。様子を見るに、育て方が上手なのだろう。今年は豊作なのではなかろうか。

バス乗り場のそばに、同じ制服を着た子たちがずらりと一列に並んでいた。ちょうど下校の時間帯だったのだろう。なんとなく、スズメが電線に並んでとまっているのを思い出した。みんな行儀よく順番を待っていて好ましい。

夜中に、現代の百鬼夜行こと騒々しいバイクらの一行が道路を走っていく。ぱらりろぱらりろ、というラッパのような音色までする。すると、どこかのおうちの窓が開き、何か叫び、窓がぴしゃりと閉まる音が聞こえた。お気持ちお察しします。

スーパーを歩いていたら、帽子に大きなトンボを付けた男の子が走っていった。その時は少年よりもむしろトンボの方に警戒していたけれど、あれはどうやらおにやんま君という虫よけだったみたい。なぜわかったかといえば、その後に行ったドラッグストアで、たくさんのおにやんま君が棚に吊るしてあるのを見つけたから。圧巻。偽物とわかっていても怖い。