日記:パン屋さんへの愛

パン屋さんのパンが好き。パン屋さんを見かけると吸い込まれてしまう。小麦の焼けるいい香りから逃れるすべはない。ただお店でパンを見物するだけでは済まないので、帰るときには大体3,4個のパンと一緒だ。

パン屋さんへ行ったときは、お店に並んでいればクロワッサンを買う。クロワッサンはパンの中でも一番おいしいと思う。焼き立てだったら大変ラッキー、冷めていたって何も問題ない。バターたっぷりで美味しくないわけがない。最近はサンドイッチになっているのを見かけるけれど、クロワッサンは空気までおいしいのだから、できれば単体でいただきたい。

木の実がたくさん練りこまれたパンも嬉しい。一口食べてみて、これは木の実がざくざくだ! と気づいた瞬間の心の最大瞬間風速たるや。私がリスだったら喜びのあまり失神していると思う。くるみやアーモンドが入っていることが多いけれど、ここにカシューナッツマカダミアナッツが加わっていたらレア度が上がる。特にマカダミアナッツ

総菜パンは、お店によって随分顔ぶれが違うと思う。定番のウインナーロールやカレーパンだって、独自のアレンジがされていたり、ポップなどでこだわりポイントが紹介されていたりとおもしろい。変わり種というのか、珍しいなと思うパンは菓子パンよりも総菜パンで見かけることの方が多い。最近だと、きんぴらごぼうが入ったパンを見つけた。思い切り和のおかずをパンに投入するとは、と思ったけれど、自分の想像以上にマッチするから驚いた。

今日も買い物途中に通りかかったパン屋さんでパンを買ってきた。見るからに美味しそうなものを5つ。パン屋さんでパンを買うののいいところは、次の日の朝が楽しみになることだと思う。連れて帰ってきたパンからほんのりいい香りがして、夜の間、部屋にうっすら漂う。それを明日の朝、起きたら食べるのだ。まだ食べたことのないパンの味を思うと、冷え込む朝も怖くない。食いしん坊でよかったと思う。