日記:ヒマワリへの恐れ

先週末ごろ、通勤路にヒマワリが咲いた。まだ6月なのに、と思ったけれど、7月に近い6月なので、別に早すぎるものではないのかもしれない。このヒマワリ、私には少し怖い。道端のプランターから生えているけれど、そこに人がいるような雰囲気を感じて落ち着かない。自分の背丈くらいの大きさがあっててっぺんに大きな花が付くので、どことなく人型なのだ。切り花でもちょっとドキッとする。同じような理由で大きな扇風機も苦手だ。

しかしヒマワリの観察は楽しい。5月くらいに芽を出してからは、ヒマワリらしい葉っぱを増やしながらぐんぐん背を伸ばしていた。ヒマワリの生長は早く、朝晩の間で明確に違いがわかる。その様子を見て、小学1年生の時に進研ゼミから送られてきたヒマワリを1か月でだめにしたことを思い出し、苦い気分になった。当時は大事に育てようと思ったあまり、水をやりすぎて根腐れを起こしたのだった。私のヒマワリも、適正な量の水をあげていたら元気に育ったのだろう。

6月に入ってからシャワーヘッドみたいなつぼみを付け、内側から押し広げるようにゆっくりと開き始めた。中央の茶色いふかふかしていそうな部分(これも花であるらしい)から先に見え始め、最後に黄色い花びらがずらっと並んで見覚えのある花になった。最近は、花粉をぽふぽふつけ始めている。花の時期はいつまでだろうか。ヒマワリの種がたくさん採れそうだ。