日記:始め時かもしれない?

今、すごく漠然と、放送大学で芸術や美術や哲学とか、そういった文学部で開講していそうな科目を勉強するのはどうだろうかと夢想している。中吊り広告で「ただいま出願受付中」というのを見かけてから、どんな授業があるのかしらとホームページからシラバスを見て、あら何だかおもしろそう、と考えている時間がすでに楽しい。何が何でも4年通わなければいけないということではないらしく、半年とか1年のコースもあるということもわかった。出願締め切りまでもう少し時間があるみたいなので、ちょっと考えてみよう。

どうしてこの方面の勉強をしてみたいのかというと、ひとえに趣味をもっと楽しみたいからだ。趣味というのは博物館や美術館や舞台の鑑賞、読書あたりになるのだけれど、これらはこちらが持っている知識が多いほど深みが増すはず。現状では、日本史を履修していたから博物館の国内出土品は由来や時間の流れにロマンを感じやすいけれど、世界史は未履修なので、1800年代の油絵を見ても見たままの美しさ以外の領域がよくわからない、という状態になっている。そして近代文学にも苦手意識がある。どっしり重厚なイメージが強く、太刀打ちできそうにないと背表紙の段階で尻込みしてしまう。そういう、今までよくわからない、強そうと戸惑っていたものに対して、予備知識という名の取っ掛かりを準備すればいくらか踏み出せるのではないだろうか? という期待から、あるテーマでまとまった講義を受けるというのはいいかもしれないと思っている。それに、普段のものの考え方や物事の捉え方の引き出しを増やせそうなところもいい。たまには新しいことを取り入れないとどんどん頑なな心になりそうで、それは避けたい。

ここまで書いているともはや春から授業を受けそうな雰囲気なのだけれど、受講料はお幾らなのかとか、宿題は出るのかとか、試験はどうなっているのかとか、その辺りのリサーチもしないといけない。平日に働きながら勉強するとなると、どのくらい勉強時間を確保できそうか、何科目までなら無理なく取り組めそうかということも、自分のキャパシティに相談だ。このあたりはかつての資格試験の勉強ペースを思い起こすと、半期に2、3科目が妥当な気がする。もし授業を受けることに決めるのならば、折角やるのだ、知識が身につくように努力したい。

 

今週のお題「勉強していること、勉強したいこと」