ド文系とITパスポート

ITパスポートに多分合格した。多分というのは、正式に合格発表はされていないけれど、自分の得点が合格基準点を超えていると確認できたから、何か致命的なエラーでもない限り合格だろうということだ。

私は文系出身なので、情報の分野には疎い。だから、ITパスポートの勉強をして知識を蓄えようとした。こういうとき、資格の勉強は便利だと思う。テキストが準備されているし、勉強内容にまとまりがあるし、最終的に試験で知識を確認できるし。

いろいろリサーチして、準備期間は大体1~3か月くらいだとわかった。10月の半ば過ぎから勉強を始めて、12月の上旬に受験した。その間約1月半。実際に勉強してみて、もともと知識がなく、仕事でその方面に携わっていない私は、もう少し準備期間を取った方がよかったのではないかと思った。なじみのない分野の情報は意外と頭に入りにくい。覚えて定着するまでが何だか遅い。勉強時間を2か月か、3か月見ればよかった。

ちなみに、テキストはTACの「みんなが欲しかった! ITパスポートの教科書&問題集」を使って、テキスト3周に付属の問題演習を2周した。ネットのITパスポート道場で毎日30問解いていたけれど、事前に100問通しの演習ができなかった。試験中は、見慣れない問題もあって100問解くのに時間いっぱいかかった。取れたと確信した回答が5割、初見だけれど大丈夫そうな回答が3割、自信のない回答が2割くらいという感触だったけれど、採点結果を見ても大体そんな感じだった。もし、似たような条件でITパスポートを受験する人がいるようだったら、この1.5~2倍くらいの勉強量の方が安心して試験を受けられますとお伝えしたい。

そして、パソコンで受験をする形式も何気に初めてだった。これまで受験してきた試験はマークシートを塗りつぶす系が多かったので、操作に不安があったけれど、試験前の説明書きを読むのと試験が始まってから触るのとで大方操作方法を把握できたので、特に困ったことにはならなかった。そのうち、他の試験でもパソコン受験が増えていくのだとしたら、今のうちに体験できてよかったと思う。

今年も何か勉強しようと思っている。「勉強して、試験を受けて、合格する」という流れは気持ちいい。「勉強して」のターンがきついけれど、テキストを1周するまでが大変億劫なのであって、そこを乗り越えれば案外なんとかなることがわかったから、まずは気になる資格を調べるところから始めようと思う。