日記:こちらこそありがとう

仕事が終わってからユニクロに行った。なんといっても感謝祭をやっているので。本当は土曜の午後にでもどうかと思っていたのだけれど、その曜日その時間帯はおそらく祭の最高潮ではないかという気がしたので、やめておくことにした。バスにゆらゆら揺られてお店に到着したら、おそらく私と同じことを考えたのであろう結構な人数の大人たちがお買い回り中だった。仲間だ。

かごを手に取り、ゆっくり店内を回る。いつもどこに何があるか即座に理解できない。他店の配置とごちゃまぜになっている。同じ店員さんと何度もすれ違うことに若干の気まずさを覚えつつも、丹念に店内を周回した。あれにもこれにも目移りしてしまう。それでも手持ちの服と合わせやすいものを、手持ちの服と被らないものを、そして洗濯が楽なものを…と条件をつけていくと、案外絞り込まれていくものだ。今回は、たまには明るい色味のシャツを買おうではないかということでピンクのネルシャツと、柔らかくていい手触りをしている、Tシャツと分類するにはセーターっぽさが強い謎のトップスを買うことにした。謎トップスの方はベージュを選んだので、かごの中の色味がハムとパンみたいで美味しそうになった。

気に入ったものを買えた、と思ってるんるんお店を出ていくそのとき、鏡に映った自分が全身ユニクロなことに気付いて少し照れた。