今週はお弁当作りをさぼっている。2年くらいほぼ毎日続けていたのだけれど、たまには息抜きを入れた方がいいんじゃないかと思って、今週は意図的にお弁当を作っていないのだ。始まる前からわかっていたけれど、作らねば、というプレッシャーがないのは精神的に非常に楽である。前日夜の時点で明日の昼ごはんの準備を考えなくていいのは開放的だ。そんなさぼりウィークがあと1日しかないのが早くも惜しい。
会社ではお昼に食べるお弁当を注文できるので、今週1週間はそうしている。会社の近所には、少なくとも4か所くらいお弁当屋さんがあるらしい。この界隈にそんなにたくさんお弁当屋さんがあるとは知らなかった。ここの幕の内が人気だとか、あのお弁当屋さんの日替わりはこのメニューの時に限り争奪戦だとか、なかなか奥深い世界が広がっている。私が思うよりも、世間はお弁当は買う派が多いのだろうか。
私は火・水・木と同じお弁当屋さんに注文している。このお弁当屋さんは、なんとごはんが選べる。他にごはんが選べるお店はないので、なかなか個性的だ。火曜日は高菜ごはん、水曜日は青豆ごはん、木曜日はオムライスにした。高菜も青豆も美味しかったけれど、1位はオムライスだ。オムライス弁当が届いたときの高揚感はなかなかのものだった。職場のデスクにお子様ランチが出現したのだ。オムライスがどんとある周りを唐揚げとコロッケとナポリタンが囲んでいて、どういうわけかその輪の中に思い切り和風な甘辛煮も加わっているけれど、それがむしろ地元のお弁当屋さん感を強めていて素敵だった。ケチャップライスは恐らく先祖が青豆ごはんなので味に間違いがないし、全体的に甘めの味付けも私好みで、正直なところ明日もオムライスにしちゃおうかな、と思っている自分がいる。いやだがしかし、選べるごはんのコンプリートが先か?
お弁当を作らずとも、結局前日の夜から次の日の昼ごはんのことを考えているのは笑える。それでも今は、明日の朝のメニュー表を眺めて悩む時間が早く来てほしいと思っている。